【妄想レビュー】戦国時代から続く舟遊び 〜近江八幡水郷めぐり〜
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滋賀県にもジャングルクルーズがある
子供の頃、某テーマパークにあるジャングルをクルーズするアトラクションが好きだった。
世界のジャングルにある川をボートでクルーズし、カバや首狩り族に襲われそうになる冒険と、未開の自然や遺跡など非日常の世界を体験し文明社会へと戻って来る。
そのプチ冒険感や船長さんのユーモアが好きで何度も何度も乗ったのを覚えている。
船長さんは最後に、人間にとって一番恐ろしいのは、ジャングルでも猛獣でもなく文明社会だと言っていたのが印象に強く残っている。
私の地元の滋賀県にもジャングルクルーズがある。
近江八幡の水郷めぐりだ。
ジャングルならぬ葦の生い茂り迷路のようになっている水郷を、船頭さんが手漕ぎする和船に乗ってめぐることができる。
世界のジャングルにある川をボートでクルーズし、カバや首狩り族に襲われそうになる冒険と、未開の自然や遺跡など非日常の世界を体験し文明社会へと戻って来る。
そのプチ冒険感や船長さんのユーモアが好きで何度も何度も乗ったのを覚えている。
船長さんは最後に、人間にとって一番恐ろしいのは、ジャングルでも猛獣でもなく文明社会だと言っていたのが印象に強く残っている。
私の地元の滋賀県にもジャングルクルーズがある。
近江八幡の水郷めぐりだ。
ジャングルならぬ葦の生い茂り迷路のようになっている水郷を、船頭さんが手漕ぎする和船に乗ってめぐることができる。
歩くスピードより遅いくらいで進む和船の上で
近江八幡の水郷めぐりは、豊臣秀吉の甥、秀次が近江八幡城主だった時に始めた舟遊びが起源だという。
船頭さんが手漕ぎする和船は、静かにゆっくりと進む。歩くスピードより遅いくらいだ。
ギーコギーコという櫓のリズムが心地良い。
周りは葦と遠くの山しか見えない。
時折、鳥の鳴き声が聞こえる以外は何の音もしない。
静寂で緩やかな時間が流れる。悠久の時。
テーマパークのジャングルクルーズのように、野生の猛獣に襲われることもなければ、滝の裏側を見ることもできないが、本物の静かな時間を過ごすことができる。
目を閉じてみる。
思えば、私たちは、いつもスピードを競っている。
スポーツでも仕事でも。
ライバルや隣の人よりも1秒でも速く、速くと。
どこかに行くときも一番早い行き方や、乗り換え方法をネットで調べる。
わからないこともすぐにネットで検索する。
そのネットは、フェイクニュース、迷惑動画、常に承認を求めてくるSNS、誹謗中傷の声など、実に騒々しい。
近江八幡の水郷めぐりは、そんな文明社会・騒々しい日常と、かけ離れた時間の進み方、静寂の世界を体験することできる。
船頭さんが手漕ぎする和船は、静かにゆっくりと進む。歩くスピードより遅いくらいだ。
ギーコギーコという櫓のリズムが心地良い。
周りは葦と遠くの山しか見えない。
時折、鳥の鳴き声が聞こえる以外は何の音もしない。
静寂で緩やかな時間が流れる。悠久の時。
テーマパークのジャングルクルーズのように、野生の猛獣に襲われることもなければ、滝の裏側を見ることもできないが、本物の静かな時間を過ごすことができる。
目を閉じてみる。
思えば、私たちは、いつもスピードを競っている。
スポーツでも仕事でも。
ライバルや隣の人よりも1秒でも速く、速くと。
どこかに行くときも一番早い行き方や、乗り換え方法をネットで調べる。
わからないこともすぐにネットで検索する。
そのネットは、フェイクニュース、迷惑動画、常に承認を求めてくるSNS、誹謗中傷の声など、実に騒々しい。
近江八幡の水郷めぐりは、そんな文明社会・騒々しい日常と、かけ離れた時間の進み方、静寂の世界を体験することできる。
私たちは、あまりにも生き急いできたのかもしれない。
でも、もう競わなくていい。
歩くより、ゆっくりでいい。
誰ともつながらない時間を過ごしていい。
勝つだけがスポーツではない。
タイムや順位を気にせずもっと楽しんでもいい。
きっとそんなことを、身をもって悟ることができる。
……はずだ。
でも、もう競わなくていい。
歩くより、ゆっくりでいい。
誰ともつながらない時間を過ごしていい。
勝つだけがスポーツではない。
タイムや順位を気にせずもっと楽しんでもいい。
きっとそんなことを、身をもって悟ることができる。
……はずだ。
実は、まだ乗ったことがない。
そう。
ここまでの話は、私の妄想だ。
実はまだ水郷めぐりの和船に乗ったことがない。
4年前にカヤックで水郷をめぐっていた時に、静かに進んでくる和船をみかけ、乗ってみたいと思った。(記事中の写真も4年前のものです)
カヤックでも水郷の自然を楽しめるが、昔ながらの和船に揺られるのも、きっともっと何もない時間と空間を味わうことができるだろう。
いや、何もないわけではない。
野鳥や水鳥を探し、時代劇の撮影にも使われる風情のある風景を楽しむことができる。
船頭さんのユーモアにあふれた話に耳を傾けるのもよい。
春には桜や菜の花を楽しむことができる。
ここまでの話は、私の妄想だ。
実はまだ水郷めぐりの和船に乗ったことがない。
4年前にカヤックで水郷をめぐっていた時に、静かに進んでくる和船をみかけ、乗ってみたいと思った。(記事中の写真も4年前のものです)
カヤックでも水郷の自然を楽しめるが、昔ながらの和船に揺られるのも、きっともっと何もない時間と空間を味わうことができるだろう。
いや、何もないわけではない。
野鳥や水鳥を探し、時代劇の撮影にも使われる風情のある風景を楽しむことができる。
船頭さんのユーモアにあふれた話に耳を傾けるのもよい。
春には桜や菜の花を楽しむことができる。
(編集後記)
現在、私は東京で暮らしている。この記事を企画するなかで、都内で和船体験ができる場所を見つけた。こちらでは、乗船に加えて船頭体験もできる様子。「年明けから再開します」のアナウンスに「乗ってみたい!」と意気込んだのも束の間、コロナ禍で再び中止になってしまった。
ますます春の近江八幡が待ち遠しい。
■元祖おうみはちまん水郷めぐり
http://www.suigou-meguri.com/
近江八幡和船観光協同組合
〒523-0806 滋賀県近江八幡市北之庄町880
TEL:0748-32-2564
FAX:0748-32-2777
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投稿者紹介
アベ ヒロノブ
本職はサラリーマンですが、スポーツに全力で取り組んでいる人を応援したい、スポーツを楽しんでる人と一緒になって楽しみたいと、あちらこちらでスポーツボランティアをしています。もちろんWMGにもボランティアで参加予定です。見かけたら声をかけて下さいネ!