脇村 利恵子 さん

卓球にかける熱い思い。大好きな卓球で挑んだ国際大会。

オークランド大会に参加した感想

 オークランド大会で、卓球(個人)60代の部に出場した脇村利恵子さん。初めて挑んだ海外での試合であり、周りに日本人参加者もいなかったため、当初は不安もあったそうです。
 さらに、自身の英語能力を単語ぐらいしかわからないレベルだという脇村さんは、出場選手に名前やナンバーのゼッケンがないため、対戦した選手を覚えることに苦労したそうです。「今ではいい思い出」と、記録紙の横に相手の名前と共に特徴をメモして記憶していたと笑いながら教えてくれました。
 参加する前は、国際大会ということで身構えていたものの、試合は指定された台に集まり予選リーグをそれぞれ行うなど、脇村さんにとって慣れ親しんだ大会の方式だったため、気持ちを落ち着けて試合に臨むことができたそうです。
 そして、順調に勝ち進んだ脇村さんは決勝に進出。決勝ではカット主戦型の選手と対戦し、見事逆転勝利!初めての国際大会・ワールドマスターズゲームズで金メダルを獲得しました。慣れないこともありましたが、国際大会に挑戦し、優勝したことは脇村さんにとって、得難い経験になったそうです。

2021年関西大会にむけて

 中学生の時に卓球を始め、今もなお、卓球をこよなく愛し、毎週の練習を欠かさずに行っている脇村さんは、大阪市にある「HPC西ナンバ卓球センター」のオーナー監督でもあります。そこでは、各種卓球教室を開催しており、毎週水曜日の教室には19名の会員がいらっしゃり、約2時間の練習のあとはいつもみんなでランチを囲み、卓球談義に勤しんでいるそうです。和気あいあいとした卓球教室の皆さんは、脇村さんも出場したワールドマスターズゲームズについて、「4年後のWMG2021関西大会参加を目標とし、これからも卓球を続けていきたい!」と語ってくれました。
 脇村さんからは関西大会について、「卓球はいくつになっても始められる競技で、初心者も上級者も楽しんで参加できる競技です。関西で国際大会があるということは、参加しやすさの点において、とてもチャンス。これを機に卓球を始める人が増えればと思います。」とお言葉をいただきました。