廃校を山陰の聖地へ スカイダイビングもバンジージャンプも平気だった僕がビビってしまったBMX

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鳥取県
廃校を山陰の聖地へ スカイダイビングもバンジージャンプも平気だった僕がビビってしまったBMX

この記事は、2020年11月に行なった取材をもとに制作しています。
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いざ、「BMX PARK」へ

BMXと聞くと、まだまだ一般的には馴染みの薄いスポーツだと思われるけど、東京オリンピックにも採用され、メディアへ取り上げられる機会も増えてきているように思う。そんなBMXの屋内練習場が、鳥取県日野郡江府町大河原に完成した。その情報を得て、11月下旬に取材と体験を兼ねて2日間、現地を訪れてみた。その模様を、体験記として書いていきます。

1日目、行く時に通った山道では、対向車も前後を走る車両もなく、時が止まって自分だけが動いているのかと思うような珍しい感覚を味わった。(ただ、アップダウンの激しい山道でもあったので、2日目は違う道を行く)そんな山道を行った先に、今回の目的地「BMX PARK」はあった。
<font size=2 color='blue'>廃校を再利用したBMX PARK</font>
廃校を再利用したBMX PARK
外観は手を加えていないので確かに廃校という感じだったが、中に入ってみるとBMXの練習場がしっかりと作られていた。と言っても、BMXの練習場を見るのがその時初めてだったので、これが練習場としてどんな感じなのか、僕にはよく分からなかった。ただ、もともとは小学校の分校の体育館だった所のようで、スペースとしては狭い方なのかなという印象を持った。(2日間いて、この印象は覆される事になる)

中心人物の冨永 勇太さん

既に人は来ていて、BMXを走らせている人や雑談をしている人など、皆さんくつろいでいる感じだったけど、僕にとってはアウェーで、誰にもなかなか話しかけられず、一旦外へ出て周辺をぶらぶらしてみたが、周辺には畑など自然があるばかりで、建物はこの「BMX PARK」しかなく、ここから見える中国地方の最高峰「大山」も頂上が雲に隠れていてその姿を拝む事は出来なかった。
これは意を決して、再び中へ行くしかないと思い、まずは取材の話をしてある江府町観光協会の遠藤さんへ挨拶。そのあと、この「BMX PARK」設立の中心人物であるBMXフリースタイルのプロライダーだった冨永 勇太さんを紹介してもらい、取材と体験をさせてもらう事を伝えて、少しインタビューをさせてもらった。

冨永さんが江府町へ移住してきたのは4年前の2016年で、この「BMX PARK」設立の話が始まったのが約3年前との事。そこから、地元の有志や観光協会の後押しもあって、今年の完成を迎える事となった。しかも、このPARKは冨永さんと友人の2人で半年で完成させたと遠藤さんから聞いてビックリ!自分達で作っていたとは...
冨永さん自身は、今は競技からは退いていて、今後はこの「BMX PARK」で年2回ぐらい大会を開きたいとの事。
今回取材に行った時も、翌日がオープンを記念しての大会という事もあり、音楽を流す機材やYoutubeで配信する為の機材がセッティングされていた。
<font size=2 color='blue'>Youtube配信の様子</font>
Youtube配信の様子

さあ、いよいよBMX初体験

1日目は、翌日に大会を控えた方々が調整がてら走っていたので、素人である僕が体験をするタイミングはなく、写真や動画を撮ったりしながら、皆さんが走っている様子を見ていた。見ていて感じたのは、人それぞれ好きなもしくは得意な技があるという事。ジャンプしてハンドルや車体を回転させる人や、車体をブレーキをかけて止める人、車体をエッジに引っかけて滑らせる人など、いろんな人がいた。ここまで出来るようになるのに、相当な練習をしてるんだろうなと思うと、素人の僕が体験で出来る事は限られてくるなと、かなり難しい挑戦になるなと思い始めていた。オープン大会の日は僕自身が他の用事があった為、残念ながら行けなかったけど、大会の翌日に体験をさせてもらうべく、再度「BMX PARK」を訪れた。

2日目、大会の翌日という事もあって来られる人の数は1日目より少ないのではないかと言われていたけど、実際行ってみるとあまり変わらず、1日目と同じぐらいの人が来ていた。1日目の時より子供さんが多く来ていたように感じた。この日は体験メインだったけど体験教室のようなものはなく、来ている人からBMXを借りてやるしかなかったので、タイミングを見計らってBMXの使用と動画撮影をお願いしたところ、「いいよ」と言ってもらえたので、その方にお願いする事に。
そして、いざ体験の時。ここはまず動画を見てもらおう。

何も出来なかった初体験、初心者は下から始めよう!

見てお分かりだと思うが、練習場の端の高い所から降りる事がまず出来ないのである。ここまで他の人が降りているのを当たり前のように見ていたが、こんなにも怖いとは... どうやってもペダルが当たって1回転し、頭から床に叩きつけられる映像しか想像が出来なかった。次の日にテニスの試合を控えていた僕は、ここで無茶は出来ず、一旦BMXと一緒に下に降りてから始める事にしたのだった。
小さい子ですら、ひょいひょいと降りていたのであまり気にしていなかったが、しょっぱな降りる事すら出来ないとは思いもよらなかった。今までに体験したスカイダイビングもバンジージャンプもビビる事なく飛べたのに、これにはビビった。何とも無念!
上からは降りるのは無理だったけど、下からなら何とかいけるかと思っていたのに、ここでもジャンプ台から降りる際にこけそうになった。これぐらいは出来ると思ったんだけどなぁ。普通の自転車で坂道を降りるのとは違う感覚で、なぜだか上手くいかなかった。もっと何回も練習すれば上手く走れるようになるかなとは思ったけど、他の人もたくさん走りに来てたし、素人が走っても邪魔してしまうだけだと思い、体験はここまでとした。

BMX初体験を終えて

体験した感想としては、上手い人が走っているのを見てる段階で感じた以上に、難しいスポーツだった。さらっとこなせるとはもちろん思っていなかったけど、もう少し上手くいく予定だっただけに、その難しさを痛感させられた。多分その難しい事が出来るようになったら、それが面白さに変わっていって楽しくなるんだと思う。ただ、40歳を過ぎてやるにはなかなかに辛かった。冨永さんも12歳ぐらいから始めたという事だったし、やるなら断然早い方がいいと思った。
この体験記の序盤で、スペースとして狭い方かなという印象を持ったと書いたが、体験した後では全くそんな事はなく、それどころか素人の僕には練習場を上手く使いこなす段階にすらいけなかった。そう思うと、屋内練習場として素晴らしい場所なんだなと感じた。

BMX PARKまで来たなら、ここにも行ってみよう!

さて、体験記はこの辺りで終わり、大山の麓まで来たならここも寄って欲しいという場所を紹介しようと思う。それは、「みるくの里」。「BMX PARK」から車で20分程のところにあるレジャー施設である。
<font size=2 color='blue'>施設を裏から撮影した様子。</font>
施設を裏から撮影した様子。
ここでは、地元で生産された牛乳や、その牛乳を使用した乳製品やハム・ソーセージ・お菓子など様々なお土産が売ってある他、レストランで食事を楽しむ事も出来る。
そして、何と言ってもここに来たら食べて欲しいのが、地元生産の生乳をたっぷりと使用した、みるくの里特製ソフトクリーム。他との違いを感じられる、美味しいソフトクリームです。みるくの里に来た人の大半が食べているのではと思うぐらい、皆さんがソフトクリーム片手にくつろいでいたり、優雅にそびえる大山を見ていたりします。そんなふうに大自然を満喫出来て、癒されるひとときは最高です。
今回行った時には、頂上まで綺麗に大山を拝む事が出来て良かった。
大変な事ももちろんあったけど、BMXの体験を通じてのこの2日間、とてもいい経験が出来たと思う。
■BMX PARK※Instagramのページに移動します
住所:〒689−4433 鳥取県日野郡江府町大河原510
■大山まきばみるくの里【MAPは下部】
営業時間:10:00~17:00 ※12月7日から冬季休業となります。
定休日:毎週火曜日
TEL:0859-52-3698

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橋本 真也
投稿者紹介

橋本 真也

会社員 兼 アマチュアテニスプレーヤー(テニス歴:5年半)
スポーツは見るのもするのも大好きで、学生時代は野球を、現在はテニスにハマっています。
大好きなプロテニスプレーヤーは、ロジャー・フェデラー。(もちろん錦織 圭選手も好きですよ)
ワールドマスターズゲームズでは、テニス競技に参加予定で40歳以上の部で優勝を目指してます!